原因がない不妊の治療法

 

原因不明であるとするのは、検査の項目によります。

 

100個の検査項目をおこなうと1つや2つ原因があるのに、40個の検査項目だけだと原因が不明ですということはよくあります。

 

これは、各病院の方針もありますが、最近では人工授精や体外受精の精度があがっているので、人工授精や体外受精で解決できる部分の検査は省略しようという考えでもあります。

 

また、原因がわかっても、漢方薬で対処するしかないなど、「原因がわかったからといって、どうなるものでもない」というような場合は、検査は省略されたりします。

 

生活習慣を見直そう

原因がよくわからない不妊の場合、生活習慣を見直してみたらいかがでしょうか?と多くの専門家は言います。過度に太っている、あるいは、痩せすぎている。

 

そういう女性は、食事のバランスをよくして、1日3食、適量を食べるようにしましょう。

 

意外と食事と不妊の関係は深いのです。ホルモンバランスが食事と大きく関係しているからです。
好き嫌いが激しくても、ホルモンバランスは整いません。よって妊娠しづらい体質になります。

 

食事のバランスの1つは、生理が軽いか重たいかです。
生理がやたら重たくて、生理のたびに腰痛に苦しみ、腹痛に苦しみ、冷えに苦しんでいる女性は、食事のバランスが最悪であると思った方がいいでしょう。

 

なにか高価なものを食べましょうという話ではありません。
一説によると、最高にホルモンバランスに良い食事とは、粗食であると言われています。白いご飯、お味噌汁、アジの開き、おしんこ。以上。そういう食事です。


リラックス!

大きな不妊の原因がないといいうことは、ほぼ元気な母体であるということを意味しているとも解釈できるので、まずはよろこびましょう。

 

なんでも原因を発見してくれて病名をつけてくれたほうが気が楽になるものですが、まあ、よろこびましょう。

 

そして、できるだけ、ストレスの少ない生活をしましょう。
好きなことをするとか、1日1回は外に出てカラダを動かすとか、1日に10分はパートナーと楽しく会話をする時間をつくるとか、楽しいことを意識してやりましょう。

 

いまのうちに、楽しいことを見つける能力を磨いておくと、子どもができてからも、育児ノイローゼになりにくくなります。考え方の問題も何割かあるからです。

 

3年で60%

原因不明の女性のうち、3年以内に6割の女性は妊娠をしているというデータがあります。
なにもしなくて妊娠した女性もいます。

 

治療を続けるのであれば、タイミング療法、人工授精5〜6回、排卵誘発剤と人工授精3回くらい、体外受精という流れが一般的なようです。