すぐわかる不妊のあれこれの疑問

中絶経験と妊娠のしづらさ

中絶をしたからといって、妊娠がしづらくなるということは、基本的にはありません。
3回中絶をして、すぐに赤ちゃんを生んでいる女性もいます。
ただし、胎児が4〜5か月目になってから中絶をした場合、子宮けいかん無力症という症状が出ることがあります。

 

妊娠後、自覚がないまま子宮口が開いて、流産になるケースです。
心配であるならば医師に相談をしましょう。

 

そもそも、不妊治療の最初に、病院で「過去のことを包み隠さず話をしてください」と言われるはずです。勇気がいるかもしれませんが、包み隠していてもはじまらないので、さっさと話をしてしまって楽になった方がいいということも言えます。

 

お酒とたばこ

妊娠中の喫煙とお酒は、胎児にいい影響がないことがわかっているので、妊娠をしたらお酒とたばこは控えるべきですが、不妊とお酒、たばこの関係ははっきりしていません。

 

しかし、多くのドクターが控えた方がいいと言うので、控えた方がいいのでは?
男性は喫煙によって精子の運動率が下がることがわかっています。

 

しかし、ばんばんタバコを吸っていても、「子どもができまして……」と報告をしてくる男性は後を絶ちません。さほど関係ないのでしょうか?

 

女性で唯一わかっているのは、喫煙によって卵巣への血流が悪くなるので、卵巣の機能障害があるかもしれないということです。

 

男性のような体型の女性は妊娠しづらいのか?

おしりが骨ばっていて、胸も小さく、とても男性的な体型の女性でも妊娠しづらいということはありません。
しかし、体毛が濃くて、太っていて、吹き出物が多い女性は、妊娠をしづらい傾向にあります。
たのうほうせい卵巣症候群と呼ばれています。

 

卵が排卵できるほどに成熟せずにひしめきあって、卵巣の膜が厚く排卵できない症状です。
この場合は、婦人科に行くと、治療プログラムがあり、治療すれば、比較的妊娠しやすいカラダになります。
単純に毛深いだけであれば、それは体質です。妊娠のしやすさとは関係がありません。また、男性ホルモンが多いというわけでもありません。

 

ペットの菌と不妊は関係あるのか?

ペットは人と動物に共通する菌をいくつか持っていますが、それが人の健康や妊娠に影響を及ぼすことはほぼ皆無です。
赤ちゃんができてからもそうですが、ペットの菌を気にするくらいであれば、人混みの菌を気にした方がいいくらいです。
ペットがいると菌があって……というのは、ペットに対する言われなき差別です。